テスラバルブをエキゾーストに適用させる
投稿者 :担当広報 on
皆様テスラバルブをご存知でしょうか
テスラコイルで有名な、かのニコラ・テスラが発明した逆止弁の事ですが、近ごろ新機能が発見されたとのこと
逆止弁は逆流を防ぐ弁の事ですが
テスラバルブは機械的な弁を開け閉めしているわけではないので
逆に流そうとすれば抵抗はありますが逆にも流すこともできます
しかし
"ある程度流速が遅いと逆方向の抵抗が無いまたは少なく、流速が一定以上だと逆方向への抵抗が増大する"
というのが新しく発見された特性だそうです。
これってマフラー、エキゾーストにぴったりな特性ではないでしょうか
「テスラバルブ図準備中」
マフラーの役割として、エンジンが低回転時には、吸気した燃料と空気の混合気が排気側に吹き抜けてしまうので
それを押し戻すという役割があり
エンジンの回転数が上がってきますと、混合気が吹き抜けてしまう前に排気バルブが閉まるので
排気がよく流れてくれた方がいい訳です。
テスラバルブを適用させるとすると、
低回転時は排気(圧)を押し戻すのを邪魔しなくて(背圧がかかりやすく)、高回転時には排気(圧)が逆流するのを防ぐ(排気抵抗が低い)
というようなマフラーができる可能性があるのではないでしょうか。
図のように実際のマフラーに適用させるにはなかなか複雑な形をしていますので
なんとか自分なりに作成が可能そうな構造を考えました。
「マフラー構造準備中」
最低2段以上で、4段くらいが作成難易度的にもテスラバルブの実効的にも良さそうでしょうか。
蛇足メモ
抵抗が増大しはじめる回転数は迂回路長で調整することができそうですが
どう計算したらよいものか
仮に6気筒3000RPM以上で逆止弁作用開始とする。
分間9000回、秒間150回の燃焼(排気)で150Hz
ガス温度平均400度として波長3.47メートル
で合ってるのかなぁ・・・この長さの約数で347mmあたりが現実的でしょうか