摩耗防止効果、ZDDPはエンジンのどこを守ってくれるのか。

投稿者 :担当広報 on

エンジンの摩耗箇所

エンジンで一番摩耗する所といえば恐らくはシリンダーでしょう。舗装路が今程なくエアクリーナーエレメントが低性能だった時代は砂埃で摩耗し走行距離4~5万Kmでシリンダーボーリングをしてオーバーサイズピストンを入れていました。

ですが砂などの吸い込みによるシリンダーの摩耗にZDDPは効果がどこまであるかは微妙なところであります、オイルジェット(吹出口)からピストンの裏側にオイルが噴射され冷却と同時にシリンダーやピストン周りにもオイルが周り潤滑されますが、ピストンの表側は燃焼室であり、またピストンリング、オイルリングによってオイルが掻き落とされるので摩耗防止成分の効果はオイルが潤沢にかかる他の部位よりは限定的なのではないでしょうか。

しかしオイルリングより下のピストンの首振りよるスラッピングや熱膨張による摩擦増大による摩耗には効果を期待できるのではないかと思われます。

その次はカム周りでしょうか、カムシャフトがシムやリフター直接押し下げる直打式はカム、シムともに摩耗しバルブクリアランスが狂いエンジンの不調を招きます、バルブクリアランスは非常に繊細で少しでもずれてしまうとエンジンのパフォーマンスが落ちパワー低下、燃費悪化などを引き起こします。カムが当たる部分がローラーになっているローラータペットは比較的摩耗は少ないようです。直打式では亜鉛分1200~1400ppm以上が推奨されているようです。

新車やオーバーホール時に問題が起こりやすいのもカムシャフトのようです、海外(北米)のエンジンリビルド、オーバーホール、などの記事や動画を見ていると高確率でZDDPが大量に配合された慣らし専用のオイルを使用しています。

その次はポンプ類やあちこちのベアリングやピストンとコンロッドをつなぐ小メタル、この辺まで摩耗で交換となるとエンジンのあらゆる所が摩耗疲労している事でしょうから、エンジン全体のオーバーホールやリフレッシュが必要となってきます。

もちろんエンジン設計、個体差、運用具合によって弱点となる部分は異なってきますがZDDPは繊細なバルブクリアランスを保ちエンジンの調子を維持に役立つと思っています。


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