WS2二硫化タングステンの定着

WS2を愛用頂いている方、またはWS2にご興味の有る方こんにちは予想以上に好評でびっくりしております、ご愛好ありがとうございます。

WS2を使用し始めてる方はご存知かもしれませんが、WS2が金属や樹脂表面に付着し擦ったりしますと、まるで黒鉛(グラファイトやえんぴつ芯)と同じように定着し掃除が大変だったりします。

黒鉛(グラファイト)やMoS2と比べて非常に定着しやすく膜も強固なのか中々取れてくれませんのでご注意を、こぼしましたら、こすらぬよう掃除機で吸引するのが良いと思います。

潤滑素材として実績がある物質ですし、厳密なテストは行っておりませんが品質の確認の為の軽いテストをし、使用感確認の為に車両のエンジンに添加したレポートを簡単にご紹介します

入れた車両はアルファロメオジュリエッタ1750TBIで、オイル交換後500km走行時点で投入、入れた直後は特に変化はありませんでした、少しエンジンノイズが減ったような?くらいでした

走り出してみても特に変わらず???完全に肩透かしをくらいました

ところが50~100km走ると少し回転が滑らかになったような?200km、300kmと走って段々と滑らかさが上がり1000km位まで走ると入れる前よりかなり滑らかな回転になっております。

思っていたより定着に時間がかかるようで200km前後走行で実感できる程度の定着になるようです、現在WS2添加後1500km程走行しておりますが、まだ回転の滑らかさが上がっているような気がしますので次回のオイル交換までや、交換後にも期待ができそうです。

分散剤や、他のFM剤(摩擦調整剤)との合剤に使用しても良さそうな感触なので新製品開発も考えてみます。

最後にWS2は化学合成で製造される物なので高価ですが、性能を求められている分野には昔から使用されている信頼性のある成分です、取扱量が増えればもう少し価格の方も抑えられると思うので、テンペラメントルブ製品全般共々よろしくお願い致します。

 

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