ZDDP/ZnDTPの相性が良い添加場所
ZDDPの相性
あくまで私の持論です、ご注意を
ZDDPが効く時は液体から個体のリン、亜鉛、硫黄、それらの化合物が熱等によって摺動面に膜のように生成されて摩耗を防ぐわけですが。
面倒な人は何行か飛ばしてください~
ZDDPって大きく分けても3つ種類があります、プライマリーアルキル、セカンダリーアルキル、アリール
プラマイリーはZDDPの基に1本のアルキルがくっついた状態、セカンダリーは2本、アリールは芳香族(ベンゼンとその亜種)がくっついたものです。
そしてそれぞれくっついてるアルキルとアリールは長さや枝分かれするものも含めれれば、種類は無限とあるわけで…性質も様々なのです。
何が言いたいかと言うと性質も様々なので一概には言えないのですが
ZDDPの保護膜って摩擦が上がるんです!
でもそれって湿式クラッチには理想的な性質ではないでしょうか?摩耗防止してくれて摩擦が上がるなんて、まさに湿式クラッチの為にあるような添加剤です。
なので私は機械式多版クラッチLSDと湿式クラッチのバイクにはZDDPは非常に相性が良いと考えています。
これも単剤の利点ですね、摩擦低減する成分と混合の添加剤ですとこういう利用は出来ないでしょう。
自動車のマニュアルトランスミッションは好みでMoDTCと混合量を調整するかシンクロメッシュがヘタリ気味な場合にはZDDPだけにしてみるとかが良さそうですね。
その他の摩擦を下げたい所にはMoDTCと併用してください、MoDTC単体よりもZDDPと併用の方が摩擦は下がるようです。
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- タグ: 潤滑油添加剤