オーディオ、スピーカーの話

以前はLuxmanの海外向けモデルの比較的元気な音のアンプを使用しておりました(Luxman自体は柔らかいクラシック似合うような音質の機器が多いメーカーです)

スピーカーは父に譲ってもらったYAMAHAの銘機NS1000Mを使用しておりましたが経年劣化でウーファーの磁気回路がずれてしまって、低音がでなくなってしまいました、それからは音楽鑑賞とはしばらく疎遠にいましたが、5年前くらいでしょうかスピーカーユニットの自作にハマった時期がありましてユニットをいくつか作り、CFRPとアルミの積層振動板のユニットとTLS方式のキャビネットの試作品を作りました。

その試作品は試作品故に外観と細かいところが非常に雑なのでお見せしたくないのですが、素晴らしい音で試作品で満足してしまって本番は未制作で、そのまま試作品を今まで使っています(笑)

スピーカーの振動板は曲がらないほど(ヤング率が高いほど)歪のない音が出るのですが、この振動板のCFRP層は自動車アフターパーツ業界で言う所のドライカーボンで、バインダーにエポキシ樹脂を使用し真空引きをして80度で焼成しました、CFRPアルミ積層だと理屈上は鋼鉄の倍は曲がりづらく、重量は紙と変わりません。

周波数特性もキャビネットと合わせ軸上測定なら10Hz~20kHzまでフラット

簡素な計測装置環境でしたので、上と下は当てになりませんがスピーカーメーカーの2~30Hzで-3dbの製品と比べても更に低い音が出ていますし、シンバルなど金物の音はかなり澄んだ音で再生されます

歪み率もかなり低かった記憶があります。

実際の聴感も下は、そこらのサブウーファーなど目じゃないくらいでますし、大音量でかければ振動板のピストンモーションも2cm程前後するのが目に見えます、上は良質なハードツィーターのそれで分割共振のない綺麗な音です、しかし形状ゆえ指向性は狭いので、実際の聴感は高音が控えめです。

なぜこの様な話をしたかと言いますと、これを応用して車載用のスピーカーユニットを開発できないかなと思ったのです。

超低音が出るドアマウントスピーカー良さそうじゃありませんか?高音は位置的に厳しいのでツィーターは分けて2ウェイになるでしょう


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