WS2（二硫化タングステン）微粉末

宇宙航空産業など絶対的な性能を必要とされる潤滑部分に使用される粉末状の固体潤滑剤です。

エンジン内部の摺動面に高性能な潤滑膜でコーティングされます。

特に高温、高負荷時の極圧性と潤滑膜の持続耐久性に優れます

分散性に優れ分散剤なし、またはオイル中の分散剤のみでも凝集、沈殿しづらく

WS2-MoS2比較

定着性にも優れドライスタート時の摩耗を減らします

酸にも強くオイル劣化の影響も受けづらく、400度以上の耐熱性を持ち燃焼室内のピストン及びシリンダの潤滑を期待できます。

チャック付きアルミパウチで保管も便利です

【使用用途】

粉末状の潤滑剤になります、摩擦抵抗が低く、高い極圧性を有します。

各種オイル、グリースに初回は0.3～1重量%添加、継続使用でしたら初回の半分程度を目安にご使用ください

湿式クラッチ、機械式LSDについて

オートマチックトランスミッションなど複雑な油圧作動油には非推奨

初回は多めに入れ定着を促し、2回目以降は潤滑膜を維持する程度の少量添加がおすすめです

また、ショットピーニングのメディアに添加、ウエスや綿棒などで部品に擦り込み乾性潤滑皮膜形成する事ができます。

オイル量目安
25g:約2.5～10リットル分
50g:約5～20リットル分

成分の解説

ZnDTPとMoDTCはWS2の定着を助けます。

さらに高性能なIF-WS2も販売中