オイルの性質のトラクション性とは

オイルの性質のトラクション性とは

オイル間やオイルの接触界面で働く摩擦や引きずりの事で、粘度が高ければ高くなるはずですが、同じ粘度でもこの摩擦力に違いがあり、その摩擦力の違いをトラクション性の高低と表現し、数値としてはトラクション係数という尺度があります。

 

高い方がいいの低い方がいいのか

オイルの利用方法によりです、フルカン継手、流体継手やオートマチックトランスミッションに使用されているトルクコンバーター、またこの性質を積極的に利用したトラクションドライブと言う力の伝達機構もあり、これらに使用するオイルにはトラクション性が高いオイルを利用したほうが望ましいでしょう。

ギヤ油の場合この特性が邪魔になります、ギヤが回るとオイルも引きずられ回ってしまい力を食われてしまいますし、かといって粘度を下げると油膜が薄くなり潤滑不良に陥り、逆に抵抗や摩耗が増えたりします。

エンジンも同様ですが、ピストン周りにオイルを残留させたいので程々で良いのではないかと思います。

PAOはトラクション係数が低い

PAOはトラクション係数が低くギヤオイルに最適です。

重機用の製品ですがベースオイルがフルPAOのギヤオイルがある程です。

高品質な低粘度PAO、超高粘度mPAOを扱っております、ギヤオイルやデフオイルに特におすすめです。PAO6 mPAO販売ページ


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